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歩行器歩行から杖歩行への変化

更新日:2023年8月9日

2023年7月25日


デイサービスセンター「とてっぽの丘るくる」です。

スペースワンダーによる自主トレで歩行改善した事例をご紹介します。


両側下垂足のため歩行器を使用されていましたが、 約3ヶ月で杖歩行へと変化しました。


・自主トレーニング

・個別評価


継続していたことは上記2つ。

自主トレーニングの継続により歩行改善中の一例です。






・「足は上がらない」

・「足の裏の感覚はわからない」


このような訴えがきかれました。


両側足関節背屈の随意運動は難しいです。

感覚もわかりにくさもあります。

歩行周期全般で体幹は軽度前傾位です。

足部の蹴り出しは弱く(立脚)で、足尖の引っかりを防ぐため、股関節を屈曲しながら遊脚しています。


【リハビリ機器を使用した運動】を実践。




関節背屈の働きにくさは、後方へのバランス制御が難しくなります。


蹴り出し時の前足部支持にも弱さがあります。


リハビリ機器を使用したバランス練習では、前足部支持で足部~股関節~体幹の伸展活動の活性化、着座動作の中で後方へのバランス制御が促されます。


これらの自主トレーニング(週3回程度)を継続していました。


個別評価は、補助具の調整(杖・歩行器の高さなど)、負荷量等を評価しています。



【両側下垂足】杖歩行 ※足部サポートなし


歩行器歩行に比較し、後足部でのバランス制御が上手になり、重心を高く保てるようになってます。

立脚後期~遊脚初期には、頭部の左右動揺・股関節の過屈曲(足部のひっかかりの代償動作)は残存しています。

今後、足部の安定性・支持性する補装具の検討が大切となります。



【両側下垂足】杖歩行 ※足部サポートあり



補装具といってもすぐにお試しできる備品はないです(多くの施設はそうです)


なので、弾性包帯を両足部に巻き、背屈運動をサポートしました。


変化点として頭部の左右動揺・右上肢の固定性は軽減していますが、股関節の過屈曲は残存しています。


・「足はそんなに上げなくて大丈夫そう」

・「歩きやすい」

・「歩けば慣れてきそう」


との発言が聞かれ、歩きの感覚に変化がありました。


踵接地は可能となっているため、反復により下肢の筋活動パターンは変化してくるのではと考えます。





まとめ

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るくるでは、

・リハビリ専門職による個別評価

・リハビリ機器を使用した運動

によって一人ひとりの利用者様にあわせた運動を提案しています。

発症からの経過は長くても自主トレーニングは有益です。

継続することで効果を得ることができます。



以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


お問合せ先

デイサービスセンター とてっぽの丘るくる

無料体験・施設見学の希望等、お気軽にご相談ください。

電話番号:0155-25-4165(担当:藤田)


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